池田拓馬「つかみえぬ空虚な実体/触覚」展
会期/2015年6月20日(土)~7月25日(土)
<オープニングレセプション6月20日(土)17:00~19:00 作家在廊>
会場/タカシソメミヤギャラリー
TEL03-3267-0337
〒112-0014 東京都文京区関口1-24-8
http://www.takashisomemiyagallery.com
営業時間/13:00~19:00
定休日/日、月、祝日 <7/1(水)、10(金)は休廊致します>
最寄り駅/東京メトロ 有楽町線 江戸川橋駅 (1a出口) 徒歩5分
東京メトロ 東西線 早稲田駅 徒歩13分
この度タカシソメミヤギャラリーでは池田拓馬「つかみえぬ空虚な実体/触覚」展を開催致します。
これまで自分がいる場所や時間を再確認させるような作品を発表してきた池田、今回は思考と身体のような対立項を用い、より内面的なテーマに取り組んでいます。1968年の5月革命後にフランスで起こったシュポール/シュルファスと言う美術家の運動は、絵画芸術の物質的な問題として、例えば描かれた絵画は絵具を「支持」するカンバスの布などによって成立する「面」という物質的な現象であると捉えました。人の思考や人格も、身体という支持するものによって維持され、影響を相互に与え続けているように、映像という「面」もまた、モニターやプロジェクターなどの出力機器「支持」するものによって成り立っていると言えるでしょう。今回の個展では群馬青年ビエンナーレ2015に出品した映像作品によって構成されます。モニターを壁に設置する作業が同じモニターの中に映しだされ、繰り返されるその行為は次第に収縮し消滅していきます。それは「支持」するものを支持される「表面」にまで浮かび上がらせる労働であり、触れることのできないイメージ「表面」に触れたいと言う願望でもあります。ある領域の境界に連綿と横たわる溝を液晶モニター、プロジェクターなどの映像機器を用いて表現します。
ぜひ、この機会にご高覧下さい。