• Stage(left), Stage(right)/2013

柴田七美「黄色い舞台」展
会期/2013年3月9日(土)~4月13日(土)
<オープニングレセプション3月9日(土)17:00~19:00 作家在廊>
(3/20~25はアートフェア出展のため休廊致します)
会場/タカシソメミヤギャラリー
TEL03-3267-0337
〒112-0014 東京都文京区関口1-24-8
http://www.takashisomemiyagallery.com
営業時間/13:00~19:00
定休日/日、月、祝日
最寄り駅/東京メトロ 江戸川橋駅 (1a出口) 徒歩5分

この度タカシソメミヤギャラリーでは柴田七美「黄色い舞台」展を開催致します。

絵画を描く基本要素の組み合わせにこだわる柴田は、今回特に日本人の肌の色でもある黄色をスタートに西洋的である油彩に取り組んでいます。描こうとするモチーフには執着せず様々なメディアからそのタッチに合うと思われるイメージを選び出します。そうすることで純粋に道具の特性が露になり、また抽象画よりも描く対象がはっきりしていることでより筆のストロークが強調されます。

今回は14点の新作を含む展示で、それぞれの作品がそれぞれの色を主張し、強烈に見るものに迫ってきます。連綿と続く絵画の歴史にそれでもまだ可能性はあるのかをストイックに追い続けます。一見、厚塗りの絵の具や色の濃さから重々しい印象を受ける作風ですが、白い壁面にカラフルな作品が展示された風景は意外にも軽やかさに満ちています。そこが彼女の狙いなのかもしれません。

是非この機会にご高覧くださいますようお願い申し上げます。

■作家コメント■
私が絵を描く上で重要視しているのは、絵の物質的な側面です。私の絵には舞台や映画のワンシーンを切りとった画像が描かれています。絵画を物質として扱う時に客観的な立ち位置でイメージと向き合うために、自分が現実で目にした風景ではなく、一度誰かの目を通した、既に自分と距離のあるものを選んでいます。それを絵画という物質に変換していくことが、私にとっての絵を描く行為であると考えています。

柴田 七美 :